私の子どものアトピーになっちゃうの!?アトピー性皮膚炎は遺伝するのか
将来子どもが欲しいと考えている方にとって
病気は遺伝するのかというのは
とても気になるトピックですよね。
では,アトピー性皮膚炎はどうなのでしょうか。
結論から言うと,
アトピー性皮膚炎の原因となる
アトピー素因と呼ばれる遺伝子は
遺伝する可能性はあります。
しかし,アトピー性皮膚炎を
実際に発症するかどうかは
生まれてからの環境や生活習慣次第です。
そもそも日本人の約3割が
アトピー素因をもっていると言われています。
意外と多いですよね。
つまりアトピー素因をもっていることは
それほど珍しくないんです。
アトピー性皮膚炎は
アトピー素因をもっている人の中から
選択的にあらわれます。
実際に私の母も
アトピー性皮膚炎ではないんですが,
アレルギー体質なので
アトピー素因をもっていると思われます。
ではどのくらいの確率で
アトピー素因が遺伝して
アトピー性皮膚炎を発症するのでしょうか。
子どもがアトピー性皮膚炎を発症する確率は
両親ともアトピーである場合50~75%、
片親のみアトピーである場合30~50%、
両親ともにアトピーでない場合10~25%、
と言われています。
従って自分がアトピーである場合,
子どもがアトピーを発症する確率は高まります。
しかし,アトピーを発症していない人でも
アトピー素因をもっていれば無自覚に子どもに
受け継がせている可能性があります。
それはどういうことなのか?
みなさんお気づきでしょうか?
アトピーに苦しんでいるみなさんは
子どもはアトピーになるかもしれないということが
お子さんに症状が出る前から,
むしろお子さんができる前から
気づけているんです!
だからこそ症状がでないように
気を付けてあげたり,
症状が出た時の早期対処ができるんです。
お子さんができたら気を付けるべきポイントは
しっかりとチェックして理解しておきましょう。
アトピー性皮膚炎が発症するかしないかは
食物抗原(卵,牛乳),吸入抗原(ダニ),
環境因子(湿度,大気汚染),心理的要因(ストレス)
などのさまざまな因子によって変化します。
実際にどのような点に
気を付けた方がいいのかなど
詳しくは他の記事に記載する予定です。